歯周病の外科的治療

歯周病治療重度の歯周病になると、外からはまったく見えない歯の根の周囲にも歯垢や歯石が付着しています。そのため、歯肉を切り開いて掃除をしなければなりません。また、痩せてしまった歯肉や、溶けてしまった骨を再生させなければならない場合もあります。

歯周病の外科的治療には、症状によっていくつかの方法があります。そのうち当院で行っている代表的なものをご紹介します。

歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)
スケーリングやルートプレーニングを行っても歯周ポケットが改善せず、歯周病が治らなかった場合に行う手術です。歯周ポケットの内側を切り開き、歯に付いた歯垢や歯石を取り除きます。

歯周ポケットがきれいになったら、切り開いたところを縫合します。治療後は歯周ポケットの深さも浅くなり、良好な状態になります。

歯肉弁根尖側移動術(しにくべんこんせんそくいどうじゅつ)
歯肉弁根尖側移動術は、歯周病によって歯周ポケットが非常に深くなってしまったときなどに行われる治療法です。別名APF(Apically Positioned Flap surgery )と呼ばれています。

歯肉を切り開いて、歯の根の部分についた歯垢や歯石を取り除きます。歯を支えている歯槽骨が溶けてしまっている場合は、歯槽骨の形も同時に整えます。そのあと、歯肉の先端を歯の根に近い部分に寄せて縫合。すると歯周ポケットが最小になり、良好な状態になります。

遊離歯肉移植術
遊離歯肉移植術は、歯の周りに弱い歯ぐきしかないときに行われる治療法です。別名FGG(Free Gingival Graft)とも呼ばれています。

上あごの内側から歯肉を切り取り、歯肉が痩せてしまった部分に移植します。衰えてしまった歯肉を厚くして、歯やインプラントの持ちを良くします。

歯周組織再生療法(エムドゲイン)
エムドゲインは、スウェーデンのビオラ社で開発された組織再生誘導材です。世界40カ国以上で歯周病治療に使われている薬剤です。

歯周病になると歯の根の周りを包むセメント質が破壊されてしまい、歯がぐらつくようになります。以前は、壊れてしまったセメント質の再生は非常に難しいものでした。しかし、フラップ手術をしたあとにエムドゲインを塗布しておくと、セメント質が次第に再生していきます。すべての症例が適応ではありませんが、中等度の歯周病なら再生は期待できます。

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